書評:エドガー・H・シャイン 「人を助けるとはどういうことか」

「人を支援する」という一見、気持ちの良い行為。これが実は奥深く、その後の成功や周辺の人物の成長に関する重要な鍵を握っていることを、わかりやすく教えてくれる一冊。AMAZONレビューでは訳に関して酷評されていますが、あまり関係ないです。わかった上で読みほぐせば学ぶべき点はすごく多い!という一冊でした。

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目次

人を助けるとはどういうことか

支援についての様々な形を解説する。人助けとは何なのかを最初に十分考えてから話は先に進んでいく。

経済と演劇―人間関係における究極のルール

支援する際の人間関係、支援する際の演じる役割についての解説。

成功する支援関係とは?

「ワンダウン」「ワンアップ」という重要なキーワードが登場。このバランスが支援の本質かもしれない。

支援の種類

「支援者が知らない5つのこと」「クライアントが知らない5つのこと」。この二つにより支援は単一的に語ることができなくなる。

控えめな問いかけ―支援関係を築き、維持するための鍵

喋りたくなる衝動をいかにおさえるか、支援する側のポイントですね。なかなかできることではないです。

「問いかけ」を活用する

「質問」、これが事の本質に近づく最強のツールであり、一方で誤解を生じさせる最悪のツールなのかもしれない。使い方が極めて大切。

チームワークの本質とは?

「助けている」とか、「助けられいる」とか感じる事なしに、それが実現されているチームが理想なのだろう。

支援するリーダーと組織というクライアント

自分はコンサルタントが正直あまり好きではないのだか、これって使い方をわかってないからなのかとも思った。レベルの低いコンサルを雇ってしまったら元も子もないですけど。

支援関係における7つの原則とコツ

非常に為になる原則を明示されてます。中でも印象に残ったのは「問題を抱えているのは相手(クライアント)である」というものです。深入りしすぎて、問題を自分毎化して、話をややこしくしている状況をよく目にします。

所感

支援は立場の上下を作る。これが事の本質かと思います。立場を持つものは評価・敬意を要求するので、スティーブンポッターが言うところの「先に貸しをつくる」を実行しないと、ある意味、上司を支援することは上手にできないともいえるわけえです。これは気づきでした。

一方、部下が一生懸命話していることに興味がないことを示してしまうのも問題があるということで、これは正直、難しい。でも、そこに付き合うのが優しさであり、与えているものであるという事実を認識すると多少の我慢はできるかもしれません。

さらに周辺との崩れた関係は修復に努めなければならないという当たり前の指南は心にこたえました。案外、「逃げ」からくる放置状態をつくりだしやすですよね。相手の面子を保ちつつ、支援と受け入れ、お礼の感情を表現すること、相手がこいつに何か情報を与えても不利になるとは思わせないこと、これを同時進行でこなす必要があります。

あと、やはりバカにする言葉は危険だと思いました。逆に褒める言葉は有利なのではないかと感じます。

いずれにせよ、部下からは敬意を表されることが必要ですし、クライアントはいつだって面目を保とうとするので、ワンダウンを感じさせない存在になることが、全ての基本だとあらてめて再認識した次第です。

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