書評:リング(百田 尚樹)

実は始めて百田さんの本を読みました。あまりの人気なので、ちょっとひねくれた思いから、変化球的なやつを手にしようとして取った本が「リング」です。

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目次

第1章 日本ボクシングの夜明け

第2章 ホープたちの季節

第3章 切り札の決断

第4章 スーパースター

第5章 フライ級三羽烏

第6章 黄金のバンタム

第7章 マルスが去った

第8章 チャンピオンの苦しみ

第9章 「十年」という覚悟

所感

ボクシングに関して造詣が深いですよね。私もそれなりにはボクシングが好きですが、百田さんの足下にも及びません。

タイトルどおり、ボクシングに関する物語ですが、ボクシングを通じて「時代の変化」を感じさせてくれる本です。「価値の変化」と言い換えられるかもしれません。ボクシングの世界チャンピオンほど、時代とともに、その価値が変わってしまった地位も珍しいでしょう。時代とともに消えてなくなる物は沢山ありますが、ボクシング人気は現在でもまだまだ健在ですし、衰えていく感じはしないです。これは格闘技という人間の本質を揺り動かすスポーツだからでしょうか。

とはいえ、はやり昔ほど、ボクシングで興奮する事がないのも事実です。何となく、最近はノックアウトシーンも、「おい、立っていて大丈夫か?」みないな突っ込みを入れる試合も少なくなってきました。これはこれで、健全なスポーツとして生き残るために必要な変化でしょうが、世間ではそうでもないジャンルも少なくありません。

例えば、企業における過度なコンプライアンス監査などは、まさしく「やり過ぎ」といってもよいでしょう。法令遵守は決して軽視できない物ですが、刑法と民法でその扱いが大きく異なるはずで、刑法に関しては当然、遵守すべきものであるのは間違いありません。が、多くの企業では、あまりにも民事に関しても、過度にディフェンスを固めるため、本末転倒な契約を結ぶべく、不必要な割に多大なる労力を裂いているシーンをよく見かけます。

もう一度、よく考えてみてはどうでしょうか? 昔は起きていなかったストレスを感じているのであれば、もしかしたら解決方法は戦後の日本の中に沢山、埋もれているのかもしれません。そこから初めて、現在を眺めると、案外おかしな事を沢山やってしまっている事に気づくかもしれないですね。

とにかく、本書は読み易さでは非の打ち所がないので、ボクシング好きであろうが、なかろうが、温故知新を感ずべく気軽に手にして読んでみたらよいと感じる本でした。

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最後に

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