書評:図書館戦争(有川 浩)

有川 浩さんの作品。「県庁おもてなし課」にしようかどうしようか悩んでこちらを読みました。前半戦はさすがに奇想天外は物語の前提に戸惑いながら、正直のめりこめない状態で暫く経ちましたが、コンセプトがもしかすると現代社会における「やり過ぎ」に通じるのかと感じだしてからは、とても楽しく読めたと思います。

コンプライアンスやルール自体を生業としている人達が自分の仕事を守るために、不必要なレベルまで遵守を強化させると、いきつくさきは本当にこのような図書(か、どうかは定かでない。成行き次第で何でもよいのかもしれない。。。)を守るために武装する世の中が、あながち空想の世界ではないのかもしれない。

実際、自分が社会人を始めた15年間くらいは、メールの送信など、ノーチェックが当たり前であった。が、現在、冗談ではなく、一部の企業はメールの送信を個人の判断ではなく、上司や同僚のダブルチェック後でないと送信できないというルールが定着している。深夜、残業で一人になってしまった瞬間、メールの送信が一切出来なくなる。これは、ある意味、事故防止としては正しい制度なのかもしれないが、もはや個人の裁量は一切、信用されず、ルールだけが先走っていると言わざるを得ない。

有川さんは自分を「ライトノベル作家」と称しているらしい。一見、自虐的かもしれないが、ライトノベルが一般文芸を超えてメッセージ色を解き放つ事はそれほど珍しい事ではない。むしろ、「ライト」だからこそ伝わるメッセージがあるのだと、この本を通じて痛烈に感じた。

有川さんの一般文芸作品を手にするのも、時間の問題だと確信した。
阿佐田哲也と色川武大程の違いがあるのかどうか、楽しみで仕方がない。

最後に

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